マップ作成時やちょっとしたアクセントにたま〜に使うことがあるビルのイラストをillustratorの遠近グリッドツールを使って作ってみようというのが今回のチュートリアルです。あまり面倒かけたくないときなどは素材などを使ってしまいがちですが、作れるようになったらオリジナルティがあるものが作れるようになると思います。
今回はビルを作ってみましたが、他の建物などにも応用ができるのでillustratorの遠近グリッドツールは覚えておいて損はないですね!
遠近グリッドツールでビルを作る
遠近グリッドツールの使い方
使ってみるとすぐに使える様になると思いますので、ツールの使い方はざっくりとさせていただきます。

ツールメニューから、遠近グリッドツールを選択することができます。ちなみに遠近図形選択ツールも使かいます。
ちなみに遠近グリッドツールを選択したら、アートボードの左上あたりに、グリッド面を選択できるアイコンのようなものがでてきます。こちらから「どの側面にオブジェクトを置く」か決めることができます。

各側面をクリックすれば、上記の画像のように色別でわかれるようになるのでわかりやすいですね。
ちなみにショートカットは、キーボードの数字を=左面グリッド
=右面グリッド
=水平面グリッド
=グリッドに依存しない という風になっています。
Step1.位置、高さ、大きさの調節
さっそく遠近グリッドツールを使ってビルを作って行きましょう。

ビルの大きさ、高さなどをこの段階で決めておくと便利ですよ。グリッド上に丸、二重丸、菱型のポインタが表示されますが、これを上下左右にドラッグすることによって大きさななどを変形させることができます。
Step2.ビルの側面

先ほど説明いたしました、左側グリッドを選択された状態で、ツールメニューから[長方形]ツールを選択して、グリッド上で描画してみるときちんとグリッドに沿って長方形を作ることができます。
という風に右側も作ってみます。

まだこれだけですがもうビルっぽくなってきましたね、たぶん。
ポイントとしては、右側は少し影がついているように見せるとより立体にみえるかな、なんて思いますので左側の色より若干濃い目の色にしておくといいかもしません。
Step3.窓の作成
次は窓をつけて行きたいと思います。こちらも遠近法グリッドを使っていくととっても簡単に作れます。

予め、窓の素材を[長方形ツール]を使って作ります。窓の縁もこの段階でつけておくと楽ちんです。(縁をつける場合ですが。)
今回も右側の窓と左窓を明暗をつけて作っておきます。

制作しているビルの近くに、先ほど作った窓を置いておくと便利です。
ツールの[遠近図形選択ツール]を使って、窓のオブジェクトをグリッドの上にに配置していきます。
Step4.完成!
すべて窓を配置し終わったら、とりあえず完成です!

もう少し、手を加えたかったから出入り口や、窓にグラデーションを付けたりするといいかもしれませんね。
ざっくりした説明なので、実際作りながら、、、って感じです!
Step5.ちなみに
ビルのカラーバリエーションを増やしたり、色を変更したいなーって時はillustratorの便利なツール![編集]→[カラー編集]→[オブジェクトの再配色…]から色を置き換えれば色々ないろでつくることができます。

今回は、ビルを下から見た角度から作りましたが、遠近グリッドツールは角度を変えたりすることができたりします。
[表示]→[遠近グリッド]→[グリッドを定義]や[一点遠近][二点遠近][三点遠近]などがあるので制作上の状況を見て設定してみるといいかもしませんね!